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2019年05月24日(金)

八ヶ岳・ナースログ ②

撮影:西原 寬

ナースログ(風倒木): 森を歩いているとよくわかるんですけれども、 斧が入ったことがない、 人が入ったことがない森、 というのがそこらじゅうにいっぱいある。 それで土が露出していないで、 シダやらなんかに覆われていますが、 草とも苔ともつかないもので森の床全部が覆われている。 それから風倒木が倒れてたおれっぱなしになっている。 これが実は無駄なように見えて実に貴重な資源なのであって、 風倒木がたおれっぱなしになっていると、 そこに苔が生える、 微生物が繁殖する、 バクテリアが繁殖する、 土を豊かにする、 小虫がやってくる。 その小虫を捕まえるためにネズミやなんかがやってくる、 そのネズミを食べるためにまたワシやなんかの鳥もやってくる、 森にお湿りを与える、 乾かない。 そのことが河を豊かにする。 ともう全てがつながりあっている。 だからあの風倒木のことを、 森を看護しているんだ、 看護婦の役割をしているんだ。 というのでナースログ(nurse-log)というんですけれども、 自然に無駄なものは何もない、 というひとつの例なんです。                     開高健名言集より

nikon D850 f/5.6 +0.3 1/100sec. Iso-64 Carl Zeiss Milvus 50mm F2 M ZF.2 pc:Ls  wb: auto

nikon D850 f/2.5 -1.3 1/500sec. Iso-64 Carl Zeiss Milvus 50mm F2 M ZF.2 pc: A wb: auto 00

nikon D850 f/2.5 -0.7  1/40sec. Iso-64 Carl Zeiss Milvus 50mm F2 M ZF.2 pc: A wb: auto 00

nikon D850 f/10 -1.0  1/40sec. Iso-250 Carl Zeiss Milvus 50mm F2 M ZF.2 pc: Nl wb: auto 00

nikon D850 f/3.2 -1.0  1/100sec. Iso-200 Carl Zeiss Milvus 50mm F2 M ZF.2 pc: A wb: auto

風倒木を土台にして新しく若木が目をだし、そして育っていきます。途方もない年月をかけ森が再生していきます。   大切に、西原からのお願いです