沼ッ原湿原 

沼ッ原湿原は、那須連山の日の出平(1,786m)と南端白笠山(1,719m)、その西にある西ボッチ(1,410m)との間にある標高1,230m、東西250m、南北500mの亜高山の湿原です。昭和49年に湿原の南端に沼原調整池が完成し、大型バスで行くこともできるようになりました。植物は約230種確認されています。

春、カタクリ・ザゼンソウに始まりハルリンドウ・ズミなどの開花が見られます。 湿原の西側にはズミ(別名コリンゴ:小林檎,コナシ:小梨 とも言いバラ科リンゴ属の1種でリンゴに近縁な野生種である)の木々が群生し5月末から新枝の先端に白い花がいっせいに開花します。この時期は空気が乾燥し山々をはっきりと見ることができます。

 

夏、ニッコウキスゲ・コバイケイソウ・ノハナショウブ・アカバナシモツケ・タムラソウ・エゾリンドウ等の開花が見事です。四季を通じて楽しめますが、ニッコウキスゲが湿原一面に咲き誇る7月上旬から中旬にかけてが特に見頃になります。 昭和天皇が、この湿原をお気に入りになり、何度も足をお運びになられたところして知られ、最近では皇太子殿下ご夫妻も訪れておられます。

 

秋、リンドウ・サワギキョウ・トリカブトなどの花、そしてススキが色づきはじめ10月に入りますと草紅葉が見られます。

 

冬、写真は沼ッ原湿原から見た南月山の冬景色です。11月下旬頃から積雪による道路閉鎖となりますが、クロカンやスノーシューの跡が雪面に見られ自然の中を楽しむ方もいます。

この辺りにはツキノワグマ、ニホンザルなどの哺乳類、オオジシギ、カッコウなどの多くの鳥類、そして水辺にはクロサンショウウオ、モリアオガエルなどの両生類が棲んでいます。昆虫類は、平地でも普通に見られるものから山地に生息するものまで数多く見られ、特に、多くの人が関心を持つチョウの仲間では、クジャクの羽根のような模様のあるクジャクチョウやふわふわと飛び回る大型で美しいアサギマダラなどを目にすることができます。

 山樹庵より、お車で約55分

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